東京メトロ日比谷線の広尾駅にやって来ました。
広尾と言えば、都内でも有数の高級住宅街として知られていますよね。駅周辺はおしゃれなお店や商店街などがあって賑わっていますが、表通りから一歩入るとハイソで閑静な住宅地が広がっています。また、大使館が多いエリアで、国際色豊かな雰囲気なのも特徴。さらに、聖心女子大学などの名門教育機関も多く、都心でありながら落ち着いた雰囲気があります。
さて、そんな広尾ですが、江戸時代の始め頃までは「土筆ケ原」や「広尾原」などと呼ばれる原野が広がっていて、江戸から気軽に行ける行楽地として親しまれていたそうです。江戸時代の半ば頃になると、徐々に大名屋敷が建てられはじめ、広尾一帯は武家地に。そして明治維新後には、大名屋敷跡に各国大使館や華族・皇族が住む邸宅などが建ち、現在まで続く高級住宅街が形成されました。
今でも広尾周辺には、大名や藩の名がついた坂が多くあって、当時の面影を感じることができます。
例えば、広尾から徒歩3分ほどのところにある「有栖川宮記念公園」は昔、盛岡藩主南部家の下屋敷があり、その脇にある坂は「南部坂」と呼ばれています。
また、この近くにある「木下坂」は、備中足守藩主木下家の上屋敷があったことから名付けられたそうです。
そんな感じで江戸の時代に思いを馳せつつ・・・今回プリンを求めて訪れたのは、広尾の商店街「広尾散歩通り」から明治通りに抜ける直前にある小さなお菓子屋さん「MERCI(メルシー)」。
濃厚チーズケーキとマカロン、そして広尾プリンが名物だそう。他にも美味しそうな生菓子や焼き菓子も販売しています。
中でも広尾プリンはメディアでも紹介された人気の品。なんと1本まるごと買いができます。さらに、通常パックに入った1本売りタイプと、長時間の持ち運びに適した型ごとパックが選べます。この気遣いは嬉しい。(ちなみに、この日は完売だったのですが、カット売りもあるようです。)
というわけで、型ごとパックを購入です!
「広尾プリン 型ごとパック」1,458円(税込)
21cm×8cmくらいの大きさの長方形。パックに入っているので、食べる直前に型の内側にナイフをぐるりと入れて、まるごと取り出してカット。(取り出し方が悪くてふちがガタガタになってしまいましたが・・・)別途カラメルソースが付いてます。
クラシックな固めのプリン。卵感が強めで程よい甘さのシンプルな味わいです。ビターなカラメルがまた良い。甘ったるさや重たさがないので、大きいサイズでもペロリといけちゃいそうです。
広尾の手土産にオススメ!な品でした。今度はチーズケーキやマカロンも買ってみたい。
また伺いたいと思います!