今回は東京駅にやって来ました。
東京駅と言えば、首都・東京の玄関口で日本を代表するターミナル駅。そして、このレトロな丸の内駅舎が印象的。
東京駅の駅舎は1908年(明治41年)に建設がスタートし、6年半の歳月をかけて完成。1914年(大正3年)12月に開業しました。設計を手掛けたのは、日本銀行本店や国会議事堂の設計にも参画した明治建築界の第一人者である建築家・辰野金吾氏。赤いレンガに白い花崗岩を組み合わせた、いわゆる「辰野式」と呼ばれる鮮やかなデザインです。
堅牢なつくりで、1923年(大正12年)の関東大震災でも駅舎はほとんどダメージを受けなかったのだとか。しかしながら、1945年(昭和20年)の東京大空襲では屋根のドームが焼け落ち、3階の大部分も焼失。戦後まもなく復旧工事が行われ、駅舎は八角屋根の2階建てへと姿を変えました。その後も長らくそのままの姿で使われていましたが、2007年から創建当時の姿に戻すべく、保存・復元工事が始まり、5年をかけて完成。美しいドームも復活し、本来の姿を取り戻しました。
激動の時代を乗り越えてきた駅舎なのですね。
そして、東京駅は今や交通の拠点としてだけでなく、ショッピングやグルメも楽しめる一大商業エリアに。というわけで、今回はプリンを求めて東京駅へGO!
訪れたのは、東京駅構内のエキナカ商業施設「グランスタ東京」にあるノスタルジックバー&カフェ「Depot(デポ)」。地下1階の丸の内・八重洲連絡通路の新改札横にあります。
こちらのお店は、モーニングからディナーまで利用できる喫茶BAR。2020年8月にオープンしました。店名の「Depot」は補給所の意味で、気軽に立ち寄ってに日々の活力を補給してほしいという思いから名付けられたのだそう。昭和レトロな雰囲気のあるお店で、メニューも「東京ナポリタン」など喫茶店風のラインナップです。
そしてこのお店で人気なのが「懐かしほろ苦プリン」。
「昔ながらのプリンを私たちらしく再現したい」とシェフが考案した品だそう。スタンダードなものと抹茶味、2種類を購入です。
「懐かしほろ苦プリン」500円(税込)
パッケージが素敵なスクエア型のプリンです。昔ながらの、ということで、やはり固めで、もっちりとした食感です。特徴的なのは、別添えになっているカラメルソース。自社焙煎珈琲ブランド「ABE DRIP COFFEE」のエスプレッソを加えて作った「珈琲カラメル」で、かなり珈琲の風味が強いビターな大人の味わい。プリン自体の甘さがやや控えめなため、ほろ苦さがより引き立ってます。
「抹茶プリン」550円(税込)
こちらは抹茶プリン。ほろ苦プリンと同様にもっちりとした固さ。一口食べると、しっかりと抹茶の風味が広がります。別添えとなっているのは「餡子カラメル」。自家焙煎珈琲豆のエスプレッソを使用したカラメルソースにこしあんをブレンドしているそうです。珈琲の苦みが餡子の甘さを引き締めているようで、どちらかというと餡子感は少なく、他にはない独特の味わいです。
どこか懐かしくも新しいプリンという感じでした!様々なシーンでの手土産にも良さそうです。
また伺いたいと思います!